アラフォーホステスのリアルなお仕事実態…ヘルプ
2月はほとんど出勤してない私ですが、今回は前回のお仕事トークで少し触れた、"ヘルプ"について掘り下げてお伝えしようと思います(^-^)
"ヘルプ"というのは、自分以外の女の子を"指名"してるお客様の接客をすることです。
例えば指名された女の子をAちゃんとします。
Aちゃんが休憩に入ってたり、他に指名が被ってしまってる場合に、Aちゃんの代わりにAちゃんを指名してるお客様の接客をするんです。
これが"ヘルプ接客"(通称"ヘルプ")
ヘルプに着く時間は、Aちゃんが休憩に行っている間程度なら5分〜10分程ですが、指名が沢山被ってる場合、20分〜30分着く時もあります。
ちなみに"ヘルプ"って楽だと思ってませんか???
「自分のお客様じゃないし、なんとなく着いていればいいかなぁ♪」みたいに思ってませんか?
私的には、自分を指名してくれてるお客様に着くより、何十倍も大変だと思います(−_−;)
「"ヘルプ"ができて一人前」と言われるほど、"ヘルプ"って重要で大変なお仕事なんです。
なぜそんなに"ヘルプ"が大変か…
そもそも別の女の子を指名しているということは、そのお客様は"指名料"を払ってその女の子に会いに来ています。
休憩で席を外している程度ならいいんですが、他に指名が被っていて指名の女の子が席にいないということになると、少なからず不満が出てきます。
そりゃそうですよね。
安くはない指名料を別途払っているのに、指名の女の子が着かないんですから(ーー;)
人気のある女の子の場合、指名が同時に3人~4人被ってしまうこともあります。
そうなると、ワンセットの間に指名の女の子が席にいる時間は10分程度になることもあります。
単純にワンセット60分だとしても、50分間はヘルプの女の子が接客を担当するんです。
その不満の矛先が指名の女の子に行く場合もありますが、ヘルプの女の子だったり、お店をまわしているボーイさんに行くこともあります。
「ヘルプやボーイに言われても…」って思うかもしれませんが、指名の女の子が席にいない間、接客を任されているのはヘルプに着いた女の子です。
自分のお客様じゃないからといって、適当に接客してちゃダメなんです!
指名の女の子が席にいない間、どれだけ間を持たせるか。
指名の女の子がいない時間を長く感じさせちゃいけません。
かと言って、気に入られ過ぎて指名替えにならないように、適度な距離感を保つ必要もあります。
お客様が本当にヘルプに着いた女の子を気に入って、指名替えになるのは仕方のないことなんですが、そうならない配慮ある接客を心がけるのが"ヘルプ"なんです。
ヘルプで着いたお客様が話しやすい人だったらまだいいんですが、指名の女の子以外興味ナシで、ほとんど喋ってくれないタイプの方もいます。
この場合が一番辛い(>_<)
頑張って話しかけたり盛り上げようと努力しても、完全スルーされることもありますから。
それでも笑顔で接客し続けなければいけません。
本当に本当に、ヘルプのお仕事って大変なんです。
でも、例えヘルプとはいえしっかり接客をしていたら、その後ヘルプで着いたお客様が接待だったり飲み会などでいらした時に、「この間ヘルプで着いてくれた子、とても良かったから一緒に着けてくれる?」って言ってくれることも多々あります。
また指名の女の子からお客様へ、「〇〇ちゃんいい子だから、今度お連れ様と一緒に来られる時は〇〇ちゃんも呼んで下さいね。」って、指名の女の子が代わりに営業かけてくれることもあります。
ヘルプのお仕事は本当に大変ですが、大変なことだけじゃない。
新人の頃や指名のない日はヘルプばかりで辛く思う時もあると思いますが、どんな仕事も必ず実を結ぶと信じて頑張りましょうね(^-^)